生まれつき脳の発達の隔たりによる発現する障害と考えられています
脳の機能障害によって、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥多動性障害(AD/HD)、学習障害(LD)などがありますが、どれかではなく、複合的なこともあります。
定型発達であれば、成長とともに手指の機能が発達し、お箸やペン等の道具の操作や器用さが自然と身についていきますが、定型発達の子どもと同じように教えても身につきづらく、どうしても不器用さが目立ってしまう場合があります。
また、対人関係では、言葉の発達に遅れがみられるため、伝えたい気持ちが伝えられず、一緒に遊びたくても自分からお友達に声がかけられなかったり、お友達の物を借りようとしたつもりが勝手に取ってしまったと誤解されたり、語彙の少なさからつい暴言がちになってしまう場合もあります。
また、注意がいろいろな方向へ向いてしまうことから、課題に集中できなかったり、動作が雑になってしまったり、気持ちの切り替えが難しく癇癪を起してしまう場合もあるかもしれません。
しかし、それらの気になっていたことが、環境を整えることや、大人の関わり方、気持ちの整理の仕方を身につけていくことで、自分で調整する力をつけていくことができます。